まーライオンこと、マチパー(11kagen_blog)です。
公認心理師試験も早いもので第5回の試験が終わり、現任者であるGルート
の経過措置も終わりました。
公認心理師試験合格者数
◎第1回…28,574人
◎第2回…7,864人
◎第3回…7,282人
◎第4回…12,329人
◎第5回…16,084人
合計72,133人
一昔前までは「心理職」と言えば「非常勤」で「いくつも掛け持ち」して
働くイメージが強くありました。
しかし最近では、心理職の国家資格化に伴い少しずつ認知度も上がり
働く場所も増えてきたように思います。
この記事では、公認心理師を取得したものの、実際に公認心理師として
働く?ことについて書かれています。
実務経験があるからGルートを受けてみたものの、実際に取得してから
「あれ?公認心理師だけど心理職ってなんだっけ?」
第5回公認心理師試験が終わり…その後の働き方の疑問➀資格は上乗せ知識では?
「公認心理師を取った所で、臨床経験がなければ心理職として働くことは難しい問題」
普段、本業では精神保健福祉士をメインとして相談支援専門員をしている私。
精神保健福祉士=メンタルヘルスソーシャルワーカー(MHSW)と呼ばれるように
「メンタルヘルス」に関する知識を上乗せする…心理の視点を学ぶために
取得した資格でした。
実際に公認心理師を取得したからと言って、精神保健福祉士としての
アイデンティティーが勝るのは紛れもない事実。
第5回公認心理師試験が終わり…その後の働き方の疑問➁資格取得=心理職として即働ける!?
でもひょっとして「公認心理師を取得したら心理職として働こう!」と思っている
受験生が多いのではないか?という疑問を感じるようになったのは、第5回試験の
合格発表が終わった後のTwitterから。
臨床経験がある方が働く現場?と
言えるのか。公認心理師の資格を
とって臨床経験がない方が働く場所
になっているのだろうか。周りにも心理職の方で方デイ勤務の
方がいるけど、Gルートで未経験者
の働く場になっているのかしら😳 https://t.co/mKd1BymMOZ— マチパー (@11kagen_blog) November 20, 2022
元々の心理職上位資格である「臨床心理士」は、大学、大学院と6年間
みっちりと臨床について学び、臨床心理士は1次、2次試験まである。
第5回公認心理師試験が終わり…その後の働き方の疑問➂働く場所は増えたけど実態は…
放課後等デイに公認心理師の求人が
多くてビックリした😳
令和3年度の報酬改定で専門職支援加算の一つとして、公認心理師が働く
場所が増えたようで。でも実質は時給1200円とか、指導員
として働いてるとか、送迎をしている
とか。専門性?って疑問視してます😬#公認心理師— マチパー (@11kagen_blog) November 20, 2022
令和3年度の障害者総合支援法の報酬改定により、障害児分野において専門職支援加算
が増えた関係で、公認心理師を配置すると加算が得られるようになりました。
せっかく取得した「公認心理師」という資格。今までの資格と経験を活かすという
ことであれば、公認心理師という資格は「生きる」のかもしれません。
しかし、もし、心理職として全面的に働きたい!と思うのであれば、純粋にクリニック
であるとか、カウンセリングルームでも臨床心理士が多数配置されている場所であるとか
心理についてがっつり学べる、研鑽できる場所でないと危険なのでは…と一専門職として
危惧しているところです。