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まーライオンのいい、かげんブログ
マチパーです。相談支援専門員として働きつつ、個人事業主として後見人業務や福祉経営アドバイザー、業務委託でのオンラインカウンセラーをしています。
個人事業主

後見人あるある?ゴミ屋敷掃除の悲話

まーライオンこと、マチパー(11kagen_blog)です。

ライオンちゃん
ライオンちゃん
マチパーさんってゴミ屋敷と縁がありますよね~
マチパー
マチパー
別に「ゴミ屋敷いらっしゃい!」なんて広報してませんけどね。
まーライオン
まーライオン
ゴミ屋敷に行くことが趣味化してるんじゃね?

この記事では、現役相談支援専門員であり個人事業主で後見人をしている

私、マチパーが、後見人として関わっている被後見人様が入院している最中に

許可を取り、帰宅してから快適にご自宅で暮らすことができるよう

業者を手配して生活インフラを整えるため、家財等撤去をした時のお話を

書いています。

まーライオン
まーライオン
いや、エッセイだろ。
ライオンちゃん
ライオンちゃん
そのまま笑い話になるのではないでしょうか?
マチパー
マチパー
2人(頭)とも好き勝手なこと並べてますね…

この記事を読み終える事で、後見人のみなさんはもちろんのこと

マチパー
マチパー
福祉関係者や遠方の家族を抱える方まで、はば広く参考になれば嬉しいです。
まーライオン
まーライオン
お化け屋敷よりホラーかもな。
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福祉後見人の性なのか…自宅に住んでいる方の後見業務とは

後見人業務を始めて3年目となり、今は2名の方の後見人をしています。

詳細は割愛させて頂きますが、どちらのご家庭にも共通して言えること。

それは…モノが非常に溢れているお宅だということ。

まーライオン
まーライオン
はっきり言えばいいじゃないか!ゴミ屋敷だって。
マチパー
マチパー
ええ、まあ…はい、そうですね。

認知機能の衰えや、自分で物事が判断できない状況にある方々の金銭管理や

身上保護をするのが後見人の仕事。特に福祉専門職の後見人に求められているのは

マチパー
マチパー
その人がその人らしく尊厳を持って暮らしていくことなんです。
まーライオン
まーライオン
それが例えゴミ屋敷でもか?
ライオンちゃん
ライオンちゃん
まあまあ…いくらモノで溢れていても、その人にとっては宝物そのものなんでしょう!
マチパー
マチパー
まさにその通りです。
マチパー
マチパー
私がたまたまゴミ屋敷担当なのか?いや?決してそんなはずない!

その人がその人らしく暮らしていくために、金銭管理や身上保護をしていく

のが後見人の大事な仕事。

月1回(場合によっては複数回)定期的にご自宅を訪問し、1時間位は

家族も交えて近況を聞きながら、家庭状況や健康状況を聞き取ったり

場合によっては関係機関と連携して、生活を見守っていきます。

ライオンちゃん
ライオンちゃん
で、毎回ゴミ屋敷の中に入るのですか?
マチパー
マチパー
もちろん!そのモノの上に座ってお話を聞いていますよ。

後見人がゴミ屋敷の片づけをすることになったら

先日、とある被後見人さまのご自宅の家財一式の一部を撤去しました。

ライオンちゃん
ライオンちゃん
大事な宝物を処分したんですか?

本人が入院することになって、病院で許可をとって処分したのですが

今回の健康被害も、元はと言えば自宅のゴミが原因だったことに加え、

近所からのクレームも多々あったことが、家財の一部撤去に繋がりました。

マチパー
マチパー
ただし、本人の居住スペースには手を加えないという約束で撤去することが決まりました。

ゴミ屋敷の業者を選ぶ際には「液体は引き取れません」と事前に言われたり

いかにも(感染症など)怪しいと思われるものの処分については、通常の

1.5倍の値段を請求されたり、そのそも話をしただけで断られる…なんてことも

ザラにあります。

マチパー
マチパー
そんな時は相談支援専門員のチカラを発揮して、お願いしている業者を手配し、なんとか撤去してもらいます。
ライオンちゃん
ライオンちゃん
持つべき友は仲良くしている撤去会社なんですね!
マチパー
マチパー
お付き合いしている撤去会社は複数社あるので、今回はその中からマッチングしてお願いしましたね。

後見人がゴミ屋敷の撤去を依頼したら

当然ですが、その時被後見人さまは入院中ですので後見人がカギを借り

業者と現場となるご自宅で「いるもの、処分するもの」を指示します。

マチパー
マチパー
撤去の際は邪魔になるので、玄関の外に出るようにしていますが、1月の寒いこと…

業者が撤去に迷った時は「マチパーさーん」と呼ばれるのでその時は瞬時に

現場に出向かなければなりません。

いつもなら室内用シューズを履いていくのですが、急に呼ばれると履く余裕もなく

靴下のまま室内に入り直すことになります。

マチパー
マチパー
そして急に呼ばれると、声の方に一目散に向かうので、よく下を見てない…なんてことも。
ライオンちゃん
ライオンちゃん
マチパーさん、何を踏んでしまったかは…なんとなく予想がつきますね。

マチパー
マチパー
ええ、きっと今年は運(ウン)がついていると思いますよ(涙)

時には自らが犠牲になる後見人あるある

いつもであれば、細心の注意を払い下に落ちている、というか転がっている

遺失物をうまくよけていくのですが、今回の撤去では残念ながらそういう

訳にはいきませんでした。

マチパー
マチパー
他にもピーとか、プーとか言うものが色々出てきましたが、ここでも何が出てきたかは割愛させていただきます。
まーライオン
まーライオン
まさに後見人とは身体を張る仕事なんだな~
マチパー
マチパー
もっとクリーンな後見人業に出会いたいものです。

とはいえ、被後見人さまがいつ退院できるかは分かりませんが、ご自宅に戻られた時に

「戻ってきてよかった」と思えるような体制を整えています。

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    マチパー
    マチパーです。相談支援専門員(社会福祉士/精神保健福祉士)をしながら、個人事業主で福祉系アドバイザーや後見人活動をしています。30代で公務員(保育士)を辞め、社会人大学、院に進学した変わり者。座右の銘は「いい、かげん」「みんなちがって、みんないい」