姉妹ブログ「まーくまブログ」もよろしく!
まーライオンのいい、かげんブログ
マチパーです。相談支援専門員と後見人、個人事業主をしています。福祉問題、保育、社会人大学、国家試験対策、個人事業主などについて、ブログに書いています。
社会問題

後見人になるには?依頼、専任、報告までの流れ

まーライオンこと、マチパー(11kagen_blog)です。

社会福祉士、精神保健福祉士になってから「なんとなく考えていた」こと

そして、ある人との出会いと別れから「人生の終わり、その後まで」見れる

専門家になること=後見人を目指すことを決意したのが2017年のこと。

あわせて読みたい
相談支援専門員の仕事の醍醐味まーライオンこと、マチパー(11kagen_blog)です。 12月に入ると必ず思い出す「出来事」があります。 それは、私が...

あれから数年。本業傍ら個人事業主となり、ついに「後見人」として

活動することになりました。

この記事では、専門職後見人になるために必要な研修の流れと、

実際に所属団体から依頼を受け、家庭裁判所から選任されるまで

そして就任1カ月の報告までの流れについて書かれています。

この記事を読み終えることで、専門職として今後後見人受託を考えている人や、

これから後見人研修を目指す方。そして後見人の資格はあるものの、実際に受理するのに

二の足を踏む人にとって参考になればと思います。

マチパー
マチパー
※所属団体や個人情報の観点から、情報はオブラートに包んでいます。

後見人を目指したきっかけ

私が後見人を目指そうと思ったのは、施設利用者Aさんの死がきっかけです。

その人は家族は妹さんだけで、その妹さんとも疎遠にしていました。

他に最寄りもなく、年金もわずかで生活保護になったほうがはるかに良い

生活が送れるのに…という質素倹約に勤めていました。

「俺は60まで生きれないかもしれない。自分が死んだあと住んでいる所は

骨はどうなるんだろう?」と心配していました。

幸い「その日」が来た時には妹さんが来て、一緒に諸手続きや自宅の引き払いなど

行ったため、結果的に解決したのですが「身寄りがない、あるいは疎遠になっている人の

死後について」ずっとモヤモヤが残っていました。

あわせて読みたい
おひとりさまでも、おふたりさまでも「終活」を考える生前整理まーライオンこと、マチパー(11kagen_blog)です。 「おひとりさま」や「おふたりさま」で住んでいると 「私が一人に...

後見人になるには➀研修を所属団体の基幹研修から後見人研修まで

専門職の協会に所属していたものの、基幹研修(Ⅰ~Ⅲまである)を全く受けることなく

10年以上経過していました。

マチパー
マチパー
いわゆる「所属した」だけの人でした。でも、全国大会だけはたまに行ってました…
まーライオン
まーライオン
それは観光目的もあったよな!?

後見人の仕事に興味はあったものの、自分が所属の枠を超えて仕事をするキャパや

力があるのだろうか?何の後ろ盾もなく一個人としてその人と向き合うことができるの

だろうか?と悶々と考えていました。

しかしAさんが亡くなったことがきっかけとなり「一日でも若くて体力のあるうちに

研修を受けよう!」と思い立ち、基幹研修Ⅰから受けることになりました。

ライオンちゃん
ライオンちゃん
資格を取って10年が経過し、基幹Ⅰから受けるなんて、勇気がいりましたね~
マチパー
マチパー
ええまあ。基幹Ⅰ~Ⅲまでたまたま私の勤務する県で主催していたのでラッキーでしたが、研修委員はみな知り合いで
「なんで今さら基幹Ⅰにいる!?お前さんこっちサイドの人でしょ!」と言われ続けました…

基幹Ⅰは資格を取って、あるいは働き始めて3年未満の人が対象の研修です。

10年以上の人がいるのは「違和感ありあり」な状態。

私がかつて見た元実習生が同じテーブルで演習を受けた…

そんな基幹Ⅰでした。

ライオンちゃん
ライオンちゃん
普通、基幹研修はどれくらいの経験で受けるものなんですか?
マチパー
マチパー
基幹Ⅰは経年数3年未満、基幹研修Ⅲでは最低5年以上の実務経験が必要になります。

基幹Ⅰの修了証と番号がなければ、基幹Ⅱに進めません。

まーライオン
まーライオン
そりゃそうだ。普通連続で受けるもんじゃないだろ!

基幹Ⅱの締め切り日が基幹Ⅰの修了日の翌日だったため、帰りの電車の中で

ネット申し込みをしました。

マチパー
マチパー
ちなみに基幹ⅡからⅢの申し込みも同じ感じでしたね。
ライオンちゃん
ライオンちゃん
マチパーさん、いつもあなたはサバイバルがお好きね…

基幹Ⅰから基幹Ⅲまで、事前課題(レポート)と事後課題(レポート)が

ありました。それをⅠ~Ⅲまでの計6回作成して提出しました。

マチパー
マチパー
まさに根性というか、勢いというか…

無事基幹Ⅲまで修了し、東京で開催される後見人研修4日間に参加しました。

マチパー
マチパー
基幹Ⅰ~Ⅲまで綱渡りでクリアして、後見人研修まで行き着いたという噂は東京まで流れていて「あなたが噂の…」と主催者から挨拶されました…
ライオンちゃん
ライオンちゃん
どんな噂だったんでしょうね…

もちろん後見人研修にも事前課題と事後課題がたっぷりとあり、大学院時代を

思い出すレポートの量をこなし、無事後見人の修了書をもらうことができました。

あわせて読みたい
成年後見制度の基礎知識まーライオンこと、マチパー(11kagen_blog)です。 福祉分野に関わりのある人であれば一度は聞いたことがある 「成年...

後見人になるには➁所属団体からの打診、家庭裁判所からの専任

社会福祉士の後見人団体は「ぱあとなあ」精神保健福祉士の後見人団体は「クローバー」

といいます。どちらかの所属の方もいれば、片方だけの人もいます。

マチパー
マチパー
後見人研修後、すぐに後見人の仕事が当然できるわけではありません。
まーライオン
まーライオン
え、そうなのか…?

・所属団体に登録し、協会と別に年会費を納めること

・所属団体の研鑽研修を毎年受けること

・団体の傷害保険に加入すること

が必要になります。

マチパー
マチパー
後見人研修を受け、その後所属団体に加入しましたが一個人がその人の人生を大きく左右するかもしれない…という事実を改めて知り、3年間受けることができませんでした。

その間、何回か所属団体から紹介を受けましたが

マチパー
マチパー
断り続けて申し訳ない…

と思っていました。

後見人になるには➂本人や関係者に会い、生活状況や金銭状況を把握し報告書をまとめ提出

相談支援専門員の仕事で弁護士の先生と関わる機会も多い中

「福祉専門職の人が後見人になってくれると我々の方も非常にありがたい」

という話を聞きました。

後見人になれる職種は

・弁護士

・司法書士

・社会福祉士

・精神保健福祉士

ですが、大部分が弁護士や司法書士の先生が受託している現状です。

しかし、目の前の当事者の方の思いや意思疎通を図るのに苦労するのだそうです。

その話の最中で、ちょうど所属団体から紹介されたことをきっかけに

「後見人」として一歩を踏み出すことに決めました。

マチパー
マチパー
何ごともやらないで後悔するより、やって後悔する方がいいと思って!

所属団体の紹介を受けた後、所属団体から推薦状が家庭裁判所に届き

家庭裁判所に「住民票」と法律に違反していないという「伺い書」に署名

面談の後、専任決定通知が自宅に届きました。

ライオンちゃん
ライオンちゃん
選任前に住民票を取る必要があるということですね~。

正式に法務局に登記されてから、後見人として名乗ることができます。

所属団体と家庭裁判所に「就任報告書」を1カ月以内に提出する必要があります。

それまでに、本人と面談し生活状況と金銭状況を確認し、銀行の名義を書き換え、関係者や

家族も会い、就任報告書を完成させます。

あわせて読みたい
相談支援専門員は、専門に限らず幅広い人脈を作るべしこの記事では相談支援専門員の資格はあるけど、仕事に疑問や不安を抱えている人や、相談支援専門員に関わる人に向け書かれています。相談支援専門員は資質や力量を高めるため「色々な専門家」と繋がりが大切です。記事を読み終えることで、相談支援専門員やこれから目指す人の参考になればうれしいです。...

就任報告書の内容

・今までの生活歴、家族構成、病名と手帳の種別、等級

・後見人を申し立てるきっかけ

・取引先銀行の番号や名義、コピー一覧

・各生活費(携帯電話、光熱費、食費諸々)の記載

・関係機関一覧(医療、福祉、他関係者)

となっています。

マチパー
マチパー
家庭裁判所と所属団体の書式が違うので、どちらも作って…とバタバタな1カ月でした。

後見人になるには…これからの活動は?

ライオンちゃん
ライオンちゃん
その後はどんな感じに進むのですか?

月に1回以上の本人との面談はじめ、医療・福祉関係者と状況確認という感じです。

そして、年1回「収書報告書」を所属団体と家庭裁判所に提出していくことになります。

マチパー
マチパー
本人との面談を重ねる中で、本人の思いを尊重しその人を守る立場になる。相談支援専門員とはまた違う立場にまだまだ戸惑いがありますが、とりあえず一歩進めたことに安堵している…という状況です。

(お問い合わせフォーム)






    ABOUT ME
    マチパー
    マチパー
    マチパーです。相談支援専門員(社会福祉士/精神保健福祉士)をしながら、個人事業主で福祉系アドバイザーや後見人活動をしています。30代で公務員(保育士)を辞め、社会人大学、院に進学した変わり者。座右の銘は「いい、かげん」「みんなちがって、みんないい」