まーライオンこと、マチパー(11kagen_blog)です。
相談支援専門員って、障害福祉の専門家なんでしょ?とよく言われることがあります。
その答えは「NO」
もちろん、相談支援専門員になるには、国家資格を持っていて、実務経験があって
さらに宿題たっぷりの研修を受けてなるものです。
しかし、その資格を生かすも殺すもその人次第。
この記事では、相談支援専門員の資格を有している…けれども、相談員の仕事に
疑問や不安を抱えている人や、相談支援専門員に関わる事業所や本人、ご家族に向け
相談支援専門員こそ、自分の資質や力量を高めるためには「色々な専門家」とつながり
を持って仕事をしていく大切さについて書かれています。
この記事を読み終えることで、相談支援専門員として働く人やこれから目指す人
にとって
相談支援専門員って専門職なの?
障害者やその家族、そこに関わる人達の支援をするにあたって思うことがあります。
それは「生活相談に支援の専門性も何もない」ことを。
相談支援専門員…ある一定の国家資格を持っていて、5年以上の実務経験の後に
各都道府県等が主催する相談支援専門員初任者研修を受ければ
「誰でも」相談支援専門員の資格を取ることができます。
相談支援専門員の専門性が必要ない理由を例えると
例えば住居にまつわることについて。
「家賃◯万のうちを探したい」
「いらないものを大量に処分したいけどお金がない」
「ガスや電気、水道を使えるようにするにはどうしたらいいの」など
相談支援専門員をしていると、債権
センターと交渉する機会にも恵まれ
ます。…できればお付き合いしたくない
ですが、お金や人生の勉強として
とても役に立ちます😏…つまり今日も交渉したと言う事
債権回収会社から連絡が来た!これってどういう状況?対処すべき? https://t.co/qzncquC9h5
— マチパー (@11kagen_blog) March 17, 2020
「気がついたら買いもの袋で部屋がいっぱいになった」
「宗教の勧誘を受けて壺を買ってしまった」
「高名な占い師に言われて◯万円の水を買った」など。
なんてことも考えられます。
このように、住居やお金に関することはいわゆる「生活相談」といい、相談支援専門員も
地域に住む「一生活者」としての視点で十分なわけです。
相談支援専門員が専門職と言われる視点や知識
ただし、お金に関することでいれば、消費生活センターや法テラスと言った
低額、あるいは無料相談がどこで何をしてくれるかという知識が必要になります。
住居のトラブルになれば、大家や法律の専門家に相談する必要も出てくるでしょう。
相談支援専門員は「なんでも知っている万能な人」ではありません。
生活相談と一口に言っても、「餅は餅屋」と言われるように、その分野に精通している
「別の専門家」と普段からつながりを大切にし、場合によっては「○○という所に
○○という人がいるから聞いてみると良いよ」とピンポイントでお願いすることも
あります。
ただしそれができるのは、職種や専門を超えて「普段からの信頼関係」や「連携体制」
があってのことです。
私も、弁護士さんとのつながりを大切にするために、定期的に勉強会に参加していますよ!
今日は異業種の勉強会でした。
年の初めなので懇親会もありました。専門職なので(精神保健福祉士)
どうしても福祉視点で物事をみて
しまいがちなのですが、事例を通じて、法曹的視点のモノ
の捉え方に触れることができ、得る
ものが大きかったです🙆♀️。— マチパー (@11kagen_blog) January 24, 2020
「いつ、どんな時に、○○さんに繋ぐ」「今の○○さんの状態なら、▲▲さんに相談
しても良いな」
など、相談支援専門員は「見極め力」が必要です。
連携すること、横のつながりを大切にすること、自ら学ぶ事、etc.
知識のポケットをたくさん持つことこそが「相談支援専門員の専門性」
であると言えます。
相談支援専門員の専門性を高めるために必要なこと
相談支援専門員ははたから見ると「誰でもできる仕事」「研修受ければ取れる資格」です。
しかしそれではいけません。
相談支援専門員の「専門性」を高めるために「常に真摯に取り組む姿勢」を持ちつつ
自分では難しいことは「多職種に繋ぐ」「連携してチーム支援を行う」視点を持ち
法律や専門知識を勉強を、色々な専門家の人達と一緒に学びながら専門性を高めていく。
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