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まーライオンのいい、かげんブログ
マチパーです。相談支援専門員として働きつつ、個人事業主として後見人業務や福祉経営アドバイザー、業務委託でのオンラインカウンセラーをしています。
社会問題

相談支援専門員の駄話

まーライオンこと、マチパー(11kagen_blog)です。

コロナ禍の中ですが、県下に出ていた蔓延防止が開けたタイミングと

新年度に向けた異動の送別会も兼ねて、日頃なかなか言えない相談支援専門員の

こっそり駄話会をしました。

この記事では、新年度早々「あるある」で起きている、ホットな相談が

相談支援事業所にもたらされていることについて書かれています。

ちょっとマイナーなネタにはなりますが、同業である相談支援専門員や

包括支援センターの職員さん、行政機関で働く人やコメディカルスタッフに

とって、思わずうなずいてしまう内容だと思います。

マチパー
マチパー
この記事を読み終える事で、相談にも「春がきたんだなあ」と感じてもらえたら嬉しいです。
まーライオン
まーライオン
いや全然!うれしくないと思うぞ~!
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相談支援専門員がコッソリ集まって…

コロナ禍でストレスフルな世の中。いつもいつも色々な間に挟まれる立場である

相談支援専門員。本当は大きな会でも開いて日頃の鬱憤話をしたい所ですが、

万が一クラスターにでもなったらシャレにならないので、今回はひっそりと

少人数で集まりました。

マチパー
マチパー
尚、ここからの話は個人情報は入れずに相談の傾向的なお話をさせて頂きます。

相談支援専門員の駄話➀突如現れる8050問題は側溝から

相談支援専門員1
相談支援専門員1
なんかここの所、ボコボコボコボコ相談があふれてきてない?
相談支援専門員2
相談支援専門員2
わかるー!大体が8050問題の絡みなんだよね。用水路や側溝で見つかる高齢者。

暖かくなってきたからなのか?春の花が咲き乱れるように、新規相談が相次ぐ

この季節。

認知症と思われる、身元不明の高齢者がなぜか用水路や側溝で発見、保護されて

見守りネットワークや介護支援事業所、包括支援センターや警察、行政機関の協力も

あり、やっと身元が分かり自宅に帰そうとすると…

そこには受診歴も、職歴もいつからなのか分からない、社会から断絶された

40代~50代の子ども世代の姿が。

マチパー
マチパー
まさに8050問題の幕開けです。
ライオンちゃん
ライオンちゃん
この先はどうなるのですか?
マチパー
マチパー
ここから先は、高齢者=包括支援センター、障害(疑い)者=相談支援事業所がタッグを組み、80の方で介護保険の申請を。障害の方で家族の聞き取りや状況把握をした後、精神科への受診や自立支援医療などへつなぐ支援をしていきます。
まーライオン
まーライオン
今まで世間から取り残されてきたケースなんだろ?そんなにうまく行くもんかね?
マチパー
マチパー
上手く支援に繋がるケースもありますが、拒否が強くなかなか実を結ばないケースが多いのも事実です。
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相談支援専門員の駄話➁警察沙汰や近所、家庭内トラブルから精神科に

相談支援専門員➁
相談支援専門員➁
この時期、みなさん活動的になるのか家庭内のトラブルも増えるよね?
相談支援専門員➀
相談支援専門員➀
そうそう!警察経由で行政や保健所に行き、そこから相談支援事業所に繋がるんだよね?

近所トラブルや家庭内暴力が頻発するようになると、警察に通報される

ことに繋がります。

警察が何回も来るようなケースになると、虐待案件として行政機関に繋がり

行政機関を経由して相談支援事業所に繋がる…というのがお決まりなパターンです。

マチパー
マチパー
何回か経験していると、警察からダイレクトに相談支援事業所に繋がるようになりますけどね…

そんなケースは、虐待ケースとして定期見守りが必要になり

保健所や行政機関と一緒に訪問を繰り返していくことになります。

精神科の受診をしているようなケースであれば、家庭内に風通しを

良くする効果も期待して、訪問看護に来てもらう支援に繋げることも

多いです。

相談支援専門員の駄話➂市民病院経由で困難事例として繋がる

1月~この時期にかけて、脳疾患系や心疾患の内科系の病気で救急搬送されて

その後「内科的治療は終了したけど…」と、MSW(社会福祉士)からの依頼。

マチパー
マチパー
急に家族が病気になり、障害が残ってしまったけれどなかなか受け入れる事ができない…でも治療としては終了しているので、今後の生活を検討するため、支援センターからの依頼で関わることがあります。

その時はすぐ障害福祉サービスの話はしないで、まずは急に起こった家族の

病気に対する気持ちや苦悩などのお話をじっくりと聞き、社会復帰や在宅生活

で「何かお困りごとがあればいつでも相談に乗りますので」と名刺をおいて

いくことが多いです。

春になると相談支援事業所には様々なケースが舞い込んでくる

季節の変わり目、新年、新年度などと言った節目節目になると、どうしても

相談が増えてきます。

マチパー
マチパー
ちなみにこれら全て、4月1日から新規で起こったケースになります。私達の場所が特殊ではなく、割とどこの相談支援事業所でも同じような傾向があるのではないでしょうか?

新年度が始まってから10日余り、相談支援事業所の相談支援専門員は

今日もどこかで、新規相談やお久しぶり相談に向き合っているはずですよ!

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    ABOUT ME
    マチパー
    マチパーです。相談支援専門員(社会福祉士/精神保健福祉士)をしながら、個人事業主で福祉系アドバイザーや後見人活動をしています。30代で公務員(保育士)を辞め、社会人大学、院に進学した変わり者。座右の銘は「いい、かげん」「みんなちがって、みんないい」