まーライオンこと、マチパー(11kagen_blog)です。
「専門職の学会ってどんなことするの?」
「学会に入って本当にメリットはあるの?」
「お金は高くないの?」
資格を取って専門職になったとしても、学会に入る必要があるのか?
この記事では、専門職の学会とはどんな所か、福祉分野の学会についとお話したいと思います。
この記事を読み終えることで、学会に行ってみようかなぁ、とか、
今までの実践を発表してみようかな、
って挑戦しようと言う気持ちになってくれたら嬉しいです。
「専門職の学会」とは
学会とは、同じ専門職集団であり、
最新の情報や研究成果などが得られる場所です。
団体によって加入条件が異なりますが、
同じ専門職同士、横のつながりが得られたり、切磋琢磨できる場所です。
また、年数回の学会誌が発行され、色々な論文を読んで知識を広げることができます。
全国大会は
年に一回、都道府県持ち回りで開催されるものです。
最新の情報を得られるだけでなく、全国から同志が集まることで、親睦をはかることができます。
また、開催地の観光名所も楽しむことができますので、その地方ならではの料理や旅行としても
楽しむことができます。
https://twitter.com/aichipswtaikai/status/1167304248477929472
学会発表について
学会発表は、大会の半年くらい前から募集がありますので、応募した上で決められた文字数
「A4で1枚程度」を事務局に提出します。
その後、査読「審査会」を経て修正を重ねたのち、修正された発表文を最終的に提出します。
学会発表自体は10〜15分程度、質疑応答が5〜10分程度です。
一人で発表する人や何人かの共同研究、大学など多機関との発表があります。
当日の学会集に文章がのり、後に再修正したものが、学会誌に載ります。
色々なスタイルがありましたね。
学会発表をするメリット
学会発表することのメリットとして
・自分の実践を振り返ることができる
・人前で話すことに慣れる
・発表構成や内容など何度も見直すことで自分の資質を高めることができる
・文章力が身につく
・質問に的確に答えるなど、自分の思考力の訓練になる
などなど。
「自分にはとてもじゃないけど発表なんてできない!」
発表している人は、専門職になってまもない人もいますし、20代の若手が発表していることも多いです。
若い人が発表することは、その学会自体の活性化につながりますし、だんだんと固ーい頭になりつつある
世のおじさん、おばさん世代にとって、
「こんな考えがあるのか!」「こんな視点が面白い!」
「すぐ行動する力を参考にしないと!」「自分の職場でも取り入れてみたいな~」
と、新たな刺激となるのです。
時に鋭い質問や、自分の思いの寄らなかった質問もでてくることもありますが、
発表までの過程や、終わったあとの充実感は試験後のあとのような充実感があります。
専門職の全国大会に参加して得られること
一度、自分だったらどんな発表ができるだろうか?と、まずは聞く立場から学会に参加して、
自分の目で見て、聞いて、考えてみて下さい。
そして、できれば話を聞くだけでなく懇親会を通じて、他の県の方々や同じ県の方々の話を聞いて
交流してみてください。
「そんな、初めての場所で初めて会う人に声をかけるなんて!」と思うかもしれません。
でも考えてみてください。
はじめて大学のキャンパスに足を踏み入れた時、初めての就職、慣れない人と環境…
周りは知らない人ばかりです。それでも「大学生として」「社会人として」「専門家として」
分からないことを先輩に聞いたり、周りの人たちから教えてもらったりしながら、自分の居場所知識を深めていきましたよね。
学会では、お偉い先生も来ています。本を書いている先生や、その分野の重鎮の先生と
身近に会えるチャンスの宝庫です。
でも、たまたま隣に座った人には、話しかけることができると思います。
「どこで働いていますか?」「どちらから来られたのですか?」
なんだか、SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)みたいですが、
きっと自分自身のために、今後の仕事の糧になりますよ!
SSTとは
「生活技能訓練」「社会生活技能訓練」といい、社会生活をしていくために
対人関係を良好にしていくスキルを、トレーニングの中で身に着け、生活の
質を高めていくための方法です。
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