まーライオンこと、マチパー(@11kagen_blog)です。
「福祉実習真っただ中」なこの時期、福祉系の学校では「福祉実習」が盛んに行われています。
学生さんの場合、来年4月からの就職先がほぼ決まり、あとは実習と国家試験勉強を残すのみ…といったところでしょうか?
通信制の学生さんの場合、たくさんのレポート課題が通り実習に向けての演習を受け、勤務先と日程調整をしながら
やっとの思いで実習を受けている…そんな感じでしょうか?
この記事では、仕事と実習の兼ね合いで苦労している社会人学生の方へ、福祉実習を行うことの「意味」について
書かれています。
この記事を読み終えることで社会人が福祉実習に行く意義について、知って頂ければ幸いです!
通信制が「実習」に行くためには色々なハードルがある
現在福祉系の仕事に就いている人で、例えば職種が少し違うだけでも、
職場の上司の許可が出なかったり勤務形態で連続の休みが取れなかったり。
約一カ月の実習休みをもらうために、数年も前から交渉し、有休を貯めていた…という方も多いのではないでしょうか?
ですので、社会人の方が福祉実習に来る、受け入れ施設の立場から見ると「うちに来るために色々大変だったんだろうな…」と実習前からの努力に頭が下がります。
私の職場にも、今年は40代と50代の方が実習生として頑張って来ています。
実習生として「学びたい」と思うこと
私の職場では、必ず実習前と実習後に「アンケート」を記入して頂いてます。
何を学びたいかは人それぞれですが、最近は学校でも言われているのでしょうか?「地域連携」と「専門性」が多く上がっています。
具体的には「実習計画書」を事前に記入して頂き、実習担当者と打ち合わせて実習プログラムを作っています。
でも、福祉経験がトータルで長くなった今、振り返ってみても「実習」特に「初めての実習」は、やはり今でも鮮明に覚えています。
その時の経験が「私の福祉の原点」だと思っています。
せっかくの貴重な時間を実習にあてて来てくださっている実習生の方に、少しでも
「福祉を志して良かった!」「自分の所でも○○なことを取り入れていこう!」と思うきっかけになるとうれしいです。
福祉実習の「地域連携」と「専門性」
よく実習では「掃除ばかりさせられた」「作業しかできなかった」
「レクに参加して楽しかったけど、楽しかった思い出しかないなあ」と、
振り返ると「なんとなく終わった」実習でしかないと聞きます。
私の職場では、実習期間を3期に分けて「前期」では「来ている人の理解」に努めるよう、生活の中での関わりを重視する時間にしています。
その中で「一人ひとりの理解」に繋がるのだと思っています。
「中期」には、指導者と外に出て、関係する機関の職員さんや他の専門職の方と話す機会を作り「地域連携」の在り方を考える時間にしています。
実習生が取ろうとしている資格は、他の機関からどんな意味があるのか。
そして実習指導者の関わりを実際に見て聞いていくうちに「専門性」とは何か?を肌で感じてもらう機会にしています。
そして「後期」では、「自分が資格を持った時にどういう専門性を持って働くか?」ということをシュミレーションするため
実際に面接現場で実践してもらったり、計画書を作成してもらったりしながら
「自分のできないこと、課題となること」「今度勉強していく必要があること」など
「自己覚知(自分の強みや弱みを理解する)」を促し、実習の振り返りをします。
実習の最後には
振り返りをする時には必ず、大学の「実習評価表」を使い、自己評価をしていただきながら指導者と「できているところ」「今後勉強を要する所」など、一つ一つ確認していきます。
そして、有資格者となった暁には、自分の価値や資質を高めるために「自己研鑽」に励むきっかけになるのだと思います。
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