まーライオンこと、マチパー(@11kagen_blog)です。
最近は「ひとり親世帯」も珍しくなくなってきました。
ひとり親世帯というと、イメージが「母子家庭」といわれるシングルマザー世帯ですが、
「父子家庭」が増えている原因は様々ですが、ひとり親世帯に対し、国は経済的支援をしています。
例えば、中学生まで親子とも医療費が無料だったり、児童手当の上乗せがあったり(母の収入による)。
ですが、父子家庭にはそれらが該当しない…とも言われています。
この記事では、そんな父子家庭の現状に焦点を当て、母子家庭のように父子家庭にも経済的支援が必要な現実について書かれています。
ひとり親家庭=母子家庭のイメージだけど、実は父子家庭も増えている
保育園で働いていた時、クラスの3分の一が「ひとり親家庭」だった時があります。
それぞれの家庭の事情があると思いますが、その時のひとり親は全て「母子家庭」でした。
保育園は「両親共働きで日中子どもを見る人がいない」ので預けるイメージがあります。
家庭の事情でひとり親になった時、その親が「働きに出ることになったので」幼稚園から保育園に転園する。
あるいは年少になったのを機に、ひとり親になるケースも多くありました。
母子家庭=シングルマザーのイメージは「母は強し!」
「私がこの子達を食べさせていかないと!」という強い信念をもって日々パワフルに子育てと仕事を両立されていました。
ひとり親の7人に一人は「父子家庭」という現実
可視化されない「父子家庭」の孤立…就業、社会保障「適切な支援を」団体代表(弁護士ドットコム)
父子家庭は、母子家庭に比べ周囲や制度上の支援が充分でない現実があります。 https://t.co/cs0bUyJevO
— マチパー@いい、かげんブロガー🦁 (@11kagen_blog) July 19, 2018
平成26年3月に厚生労働省雇用均等・児童家庭局家庭福祉課が示した「ひとり親家庭の支援について」によると、
「平成23年度全国母子世帯等調査」で、母子世帯は123.8万世帯、父子世帯は22.3万世帯と
なっており、母子世帯の81%、父子世帯の91%が就労し、母自身の平均年収は223万円、父自身の
平均年収は380万円となっている。
子どもの貧困率は15.7%といわれているが、「大人が一人」の「子どもがいる現役世帯」の
相対的貧困率は50.8%となっており、ひとり親家庭は、子育てと生計を一人で担う不利を
抱え、両立の困難や非正規雇用の増加等の影響からか厳しい現状がある。
とあり、ひとり親家庭の厳しさが言われている。
しかし、クローズアップされるのは「母子家庭」が多く、「父子家庭」は父親の収入の方が、母親だけよりも高いとみられる傾向があり、支援の手が行き渡らない現状がある。
保育士時代の経験から、父子家庭の現状を考える
ある年のこと。子どもの母親が不慮の事故で旅立ち、父子3人遺されたケースがありました。その家庭は両親ともバリバリ働く家庭でした。
しかし、家事育児のほとんどを母親が担っていたので、遺された父親はトイレトレーニング中の子どものパンツがどこにあるのか、
お姉ちゃんの給食当番のスモックのアイロンがけも、アイロンがどこにあるのかもわからないなど、四苦八苦されていました。
仕事も短期間の部署に異動し、数カ月は送り迎えもされていましたが、ある時父親は
「これ以上、子ども達を自分一人で見ることはできない」
と、実家の両親に子どもを預けるために転園しました。
少し前まで、両親とも忙しくても「暖かい家庭」があり、子ども達の成長を心から
喜んでいたはずです。
しかし突然の別れで、結果的に家族が離れ離れになってしまうなんて、悲しいことです。
このケースの場合、のちに父親が転職し実家に戻り、再び親子で暮らしていますが、
日本では約9万人の父子家庭が、頼れる親も近くにいなくて「ワンオペ育児」
を担っている現状だと言います。
「本当に必要とする所」に経済的支援が行く「制度や仕組み」が必要
平成24年度から、母子手当などといったひとり親に対する経済的支援が父子家庭にも
支給されるようになりました。しかし、世間では母子家庭には様々な支援や制度が整って
いるものの、父子家庭についてはなかなか進んでいないのが実情です。
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