まーライオンこと、マチパー(11kagen_blog)です。
例えば、若い職員さんに向かって「昔は○○だったんだよ」
「自分が若かりし時は○○」だった、など
そういう言葉を口にしようものなら「ハイハイ、わかりました!」
とスルーされてしまう…
この記事では、一昔前の障害福祉分野で「ごく当たり前に」運営されてきた
現状について書かれています。
この記事を読み終えることで、障害福祉に関わる人にっても
医療・福祉分野に関わる人にとっても
今後の施設のありかたについて、考えるきっかけになればうれしいです。
「一昔前の時代」のスパンが短くなっている現代
特に障害福祉分野は、3年ごとに細かい改正でいると
毎年のように制度や報酬単価が変わって変化について行けない現状があります。
もちろん、古き良き時代のことを全部否定するつもりはありません。
その時代、その時代に合わせて
「昔の良いものは取り入れつつ、新しいモノにもチャレンジする」
時代は常に変化するものです。新型コロナウイルスのように、
今までの常識が全く通用しなくなった!なんてこともありえます。
障害福祉分野で働いて10数年…時代の変化に戸惑いつつも
最近、こんなことをよく考えます。
「古き良き時代を残しつつ新しいものをどう取り入れていくか」
「それが次世代にどう繋がるのか」
我々が地球に住んでいる以上永遠のテーマですが、やはりここに尽きるのではないかと。
昔は良かった…なんてこと、よく聞きます。
職業人生を重ね、ある程度経験値が増えたこと。
また私自身、人生も折り返し地点にきたからこそ
その言葉を口にする機会が少しづつ増えてきました。
障害福祉分野で「経験の深み」と「柔軟な発想力」のバランスを身に着けたい
もちろん、若さを取り戻したくても、取り戻すことはできません。
その分、人生の年輪を重ねた重みと経験。
ここに価値があると思います。
そして経験値だけでなく、いくつになっても新しいものに興味を持つこと、
やってみようとする気持ちが大事なのではないのでしょうか。
私、脳内メーカー27歳!
私の精神年齢は27歳でした、あなたは? https://t.co/yvyebzuBJf #私の精神年齢
ブログ作成中にやってみた!
気持ちが若く…精神年齢が低い?— マチパー (@11kagen_blog) January 3, 2020
新しいことにチャレンジする。
もちろんリスクもありますが、考えるだけでワクワクします。
障害福祉分野の「古き良き時代」と「変わらないと取り残される」現実
私が働いている「障害者福祉」の世界では、特に精神障害の人達は
環境を変えなくない思いが強く、変化に弱い特性があります。
もちろん、昔ながらのもの、古き良き時代の中には
良いものもたくさん残されています。
でも「いつまでも同じ」では、地域で暮らしていくのに
自分たちが歳を重ねていくのに、そんなことでは取り残されてしまう。
最悪、精神症状の再燃で入院→ジ・エンドにも繋がるかも。
それはそのまま、我々精神の施設でも同じことがいえるのではないかと思います。
例えば、知的障害者の通所施設の一つに、こんな所があります。
保護者会費月3000円、給食代10000円以上。
工賃は数千円。保護者会は毎月、遠足、草取り、保護者会の奉仕活動。
若い保護者は、はネットやママ友の繋がりがあるので
そういう古き良き時代の風習についていけない。
その結果、新規の利用者ががなかなか入らず
サービスの良い施設に流れ大赤字が何年も続き、施設運営が危機に迫られている。
なーんてことに繋がりかねません。
私の職場では、古き良きものも残しつつ、次の繋がり(高齢)とも
並行しながら、移行を進め若い人獲得に繋げる、ことを目標にと思っています。
障害福祉に限らず、介護・福祉分野は人材流失が止まらない中
といっても、今はひたすら我慢の時期。
若い人たちに「自分で考え、行動する」
「困難なことにも自分から取り組んでいく」など
自分たちの施設が「来て良かった」「ここで働けて良かった」と
思えるような場所にしていくために…
また、介護、福祉分野は人の入れ替わりが激しく、
障害福祉分野も同じような状況です。
どうしても即戦力に頼ってしまいがちになり新卒を丁寧に育成する土壌もままなりません。
人相手の仕事なので、どうしても感情に流されてしまう…こともあるでしょう。
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