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まーライオンのいい、かげんブログ
マチパーです。相談支援専門員として働きつつ、個人事業主として後見人業務や福祉経営アドバイザー、業務委託でのオンラインカウンセラーをしています。
社会問題

専門職後見人が不足している問題

まーライオンこと、マチパー(11kagen_blog)です。

近年、少子高齢化が急激に進んでいる中で問題となっているのが

家族などの身寄りがいない人が増えていること。

マチパー
マチパー
8050問題など、家族が世間から切り離されている場合、尚更深刻な問題です。

身寄りがいない場合、最近は民間の「身元保証サービス」があるように

入院や施設入所、はたまた葬儀、火葬の手配、収骨や死後事務委任など

赤の他人と契約書を交わし、自分の身の振り方をお願いするケースも

増えてきています。

ライオンちゃん
ライオンちゃん
これも時代の流れなんでしょうね…

そんな中、昔から世間では「必要とされている」成年後見人の存在。

まーライオン
まーライオン
でもなんか成年後見人って、被後見人の自由が奪われたり後見人がお金を使い込んだりと、良くないイメージが世間一般のような気がするが?

この記事では、本業が相談支援専門員で個人事業主として専門職後見人を

している私、マチパーが「なぜ専門職後見人のなり手(特に福祉職)が

少ないのか問題」について書いてみました。

マチパー
マチパー
この記事を読み終える事で、専門職後見人がなぜ少ないのか、どうしたら専門職後見人を増やすことができるのか、考えるきっかけになれば嬉しいです。
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専門職後見人はなぜ必要とされているの?

少子高齢化、超高齢社会の日本。

核家族化を通り越して、一人暮らしや二人暮らしの世帯の方が、家族

世帯よりも多いと言われています。

ライオンちゃん
ライオンちゃん
どうして一人や二人暮らしの世帯の方が家族世帯よりも増えているのでしょうか?
マチパー
マチパー
リモートワークが増えているとはいえ、まだまだ対面で働くスタイルの方が主流と言える中で、進学や就職を機に都会に出ている人たちが、結婚や同棲などするなどしているからでしょうね。
まーライオン
まーライオン
特に都会だと二人で働いてやっと暮らしができる状態だからな~
ライオンちゃん
ライオンちゃん
シンガポールも都会だから、住宅事情も日本と変わりないかもしれませんね。

田舎や実家が近くにあれば、何かあれば家族で行き来することもあるでしょう。

しかし、都会で長年生活していれば帰省するのも年に数回というのもザラに

あると思います。

例え近くに住んでいても、自分の生活だけで一杯一杯だったり、家族関係が

良くなかったりするなど、それぞれの家庭の事情で、身内を頼ることができない

なんてこともあります。

そんな中で年を重ね、いざ自分の身体が不自由になったり、認知症や病気で

判断能力が衰えたりすると、自分の力だけで日常生活を送ることもまなならなく

なります。

マチパー
マチパー
そんな様々な背景があるからこそ、後見人。特に専門職後見人の力が必要になってくるのです。

専門職後見人は「不正をするかもしれない」から怖い?

まーライオン
まーライオン
でも新聞とか、ネットの記事でも「専門職後見人が財産を盗んだ」なんてことが書かれているから。人の財産を狙う人が多いんじゃないの?
マチパー
マチパー
世間のイメージ先行ですね。もちろん「全くない」とは言い切れませんが、実は被後見人さんの財産を狙ったりするのは、専門職後見人よりも、家族が後見人になった場合の方が件数は多いと言われています。
マチパー
マチパー
それに、専門職後見人は必ず所属する機関はもちろんのこと、裁判所にも1年分の通帳のコピーを添付する書類を細かく作成する必要があるので、2重にも3重にもチェック機能が働いているのですよ。
ライオンちゃん
ライオンちゃん
不正をできない環境が整っているのであれば、安心して専門職の方が後見人活動ができそうですけどね。
マチパー
マチパー
うーん、それでも世間の厳しい目は相変わらずだし後見人活動をしたら分かることなんですが、思いのほか書類や手続きが多かったり、後見人が就いたとたん今までの支援機関が手のひらを返して来たりと、なかなかハードな問題があったりするんですよ…

マチパー
マチパー
専門職後見人は「その分野」の専門だけであって、生活全般にプロフェッショナルというわけではないのと、仕事を抱えながら「善意を持って」後見人活動をすることの方が多いので、関係機関から見放されると「もうこれ以上は受けない方が良いな」と判断してしまうことも多いと思います。
ライオンちゃん
ライオンちゃん
なんでも「アフターフォロー」と「連携」が大切なんですね…

専門職後見人が働きやすい環境と世間の理解は必須

最近は独立したり、個人事業主として働く福祉職の人も増えてきました。

ライオンちゃん
ライオンちゃん
いわゆるフリーのソーシャルワーカーさん達ですね!
マチパー
マチパー
相談支援専門員の立場から言えば、フリーのソーシャルワーカーさん達の存在は、涙ができるほどありがたいです。だからこそ、相談員の立場で後見人さんをお願いする時は、アフターフォローをしっかりするように心がけています。

これからもますます増えるであろう、後見人を必要とする方々の為に

専門職後見人が生き生きと活動できる環境の整備が必要だと考えます。

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    マチパー
    マチパーです。相談支援専門員(社会福祉士/精神保健福祉士)をしながら、個人事業主で福祉系アドバイザーや後見人活動をしています。30代で公務員(保育士)を辞め、社会人大学、院に進学した変わり者。座右の銘は「いい、かげん」「みんなちがって、みんないい」