まーライオンこと、マチパー(11kagen_blog)です。
相談支援専門員や個人事情主、後見人を生業としていると、同業者である
福祉関係者や教育関係者、医者、心理職と言ったコメディカルスタッフ
行政など公務員の皆さんや民生委員や地域の担当者などといった、いわゆる
人を相手とした仕事をしている人たちと関わる機会が多くあります。
人を相手にする「対人援助職」がまさに「天職」という人もいれば
コミュニケーションを取るのは苦手だけど、仕事で仕方なく…という人たちも
いるのではないでしょうか。
この記事では、対人援助職がトータル30年を迎えようとしている私マチパーが
どうしてずっと対人援助職を続けていられるのか?
この記事を読み終える事で、対人援助職を生業としている人たちにとって
対人援助職の仕事を続けると疲弊する?原因➀相手や周囲に気を遣いすぎるから
人相手…いわゆる「対人援助職」の仕事をしていると、どうしても出てくるのが
「相手に気をつかう」こと。
もちろん「親しき仲にも礼儀あり」と言われるように、その人が持つバリアに
ずかずかと土足で上がるような、デリカシーのない行動をするのはいけません。
人との距離の取り方、間の取り方といった「見えない空気感」を読み取り
気を遣いながら行動する…保育や介護と言ったチームプレーでは特に欠かせない
「あうんの呼吸」というのはまさに「気を遣うNO1行動」ではないでしょうか。
特に対人援助職に就いたばかりの20代前半~半ばにかけては、若いというだけで
人より早く行動しないと「これだから若い人は」と周囲から言われたり、
経験がまだ足りないうちは「相手からどう思われているのか」気になって
必要以上に気を遣ってしまい、自分のプライベートの時間まで悶々と考え込んで
しまう…なんてこともあると思います。
20代は相手にどう思われるか不安で、人に合わせたりプライベートも犠牲にしてた部分も多かった。
30代は理想を求め自分と周りを比較して突っ走ることが多かった。
40代は自分の可能性を模索して色々なことに挑戦しようと手を広げたな。
50代。仕事はほどほどにゆるっと生活
…🧐?なるのかなあ。— マチパー@いい、かげんブロガー🦁 (@11kagen_blog) March 18, 2023
20代(保育士時代)の頃は、土曜日も仕事であることが多く、同僚とも休みの日でも
連絡を取り合うなど、なかなか完全なるプライベートの時間が確保されなかった
印象があります。
対人援助職の仕事を続けると疲弊する?原因➁自分の思うように相手や周囲が動かないとイライラする
雇用されて働いている場合はもちろんのこと、個人事業主で働く場合でも
必ず相手があって、関係者がいることで初めて仕事が成り立つものです。
自分がある程度経験が積まれていくと、どうしても人と比べてしまったり
周囲の動きにイライラしてしまう…なんてこともあると思います。
「どうしてあの人は何も動かないのだろう」「早くレスポンス欲しいのに」
「自分でやった方が早く進むのではないだろうか」など、自分の思い通りに
周囲が動かないとついイライラしてしまう。
対人援助職の仕事を続けると疲弊する?原因➂相手の為?と思うことがことごとく裏切られ暴言を吐かれる
どんなに相手の為に誠心誠意気持ちを込めて支援を続けていたとしても
認知症だったり精神疾患だったり、たまたま相手の機嫌が悪かったりして
その人の怒りをぶつけられてしまったり、大きく裏切られることにもなったり
すると「報われないなあ~」と思いがちです。
「なんでこんな仕事しているんだろ」「仕事をしてて意味があるんだろうか」
など、対人援助職ならではの自問自答、葛藤に悩まされることも多いと思います。
対人援助職は疲弊するばかり…でもないからできる仕事
人間年を重ね、経験を重ねるにつて「できることとできないこと」「人は人」
「それぞれのペースがあるので仕方ない」など、寛大さが身についていきました。
それと、どんな相手であれ関わりの中でちょっとした成長が見られたり
「ありがとう」という感謝の言葉を受け取ったりすることで
と思います。
対人援助職は大変な部分も多いと思う。
でも、相手も自分も関わりの中で色々な気づきが得られ、人としても専門職としても深みが増すと実感しているからこそ辞めれないのかもしれない😏#対人援助職#福祉#相談支援専門員— マチパー@いい、かげんブロガー🦁 (@11kagen_blog) March 18, 2023
対人援助職は、人と人との関わりの中でこそ成り立つ仕事です。
自分の思い通りにならないことなんて日常茶飯事であり、それが当たり前な
日常の中で、ちょっとした成長や発見が見られたり、感謝の気持ちを言われたり
することで
人と人と関わることで、その人の人生の大きな分岐点になることもあり
時には化学反応が起きることもある。
その意外性があるからこそ、そして自分自身の経験に深みが増すからこそ