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まーライオンのいい、かげんブログ
マチパーです。相談支援専門員として働きつつ、個人事業主として後見人業務や福祉経営アドバイザー、業務委託でのオンラインカウンセラーをしています。
社会問題

対人援助職の良い所と大変な所

まーライオンこと、マチパー(@11kagen_blog)です。

マチパー
マチパー
「対人援助職が疲弊している」という話をよく耳にします。少し前には「燃え尽き症候群」という言葉も流行りましたね。

あなたもまさしく、今「対人援助職」に疲れている一人ではありませんか?

実は私もかつて「対人援助職」で悩んだ一人で、「対人援助職」を辞めた経験もあります。

マチパー
マチパー
この記事では、そんな「対人援助職を続ける自信がない」と思っている人に向け、私が経験したことや周囲で聞くこと、そして私が再び「対人援助職」に職種を変え戻った理由が書かれています。

記事を読み終えることで「こんな考えがあるんだ」「これならもう少し続けてみよう」と思えるようになったらうれしいです。

ライオンちゃん
ライオンちゃん
なぜ、対人援助職が疲弊して燃え尽き症候群になってしまうの?

対人援助職とは

マチパー
マチパー
「対人援助職」とは、言葉の通り「人と接し、その人を援助する」ことを主とする職業のことを言います。

対人援助職の一例

医者や看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士といった医療職
学校や塾の先生、スクールカウンセラーといった教育職
保育士、介護福祉士、ケアマネジャー、ホームヘルパーなどと言った福祉職
美容師や理容師といったサービス業
市役所の職員や保健師、社会福祉士などの行政職など

例えば「医療職」である医者の仕事は、患者を診ることはもちろん、看護師や薬剤師と連携し治療に当たったり、理学療法士や作業療法士にリハビリを指示したりするなど

マチパー
マチパー
「自分以外の職種の人たちと関わる(多職種連携と言います)」ことも対人援助職の仕事の一つです。

また、定期的に治療方針や進行状況を確認する「カンファレンス」や、患者や家族に病状や治療方法を伝えること、実践を学術集会(学会)に参加して最先端の医療に携わることも該当します

また福祉職であるケアマネジャーは、利用者本人や家族はもちろんのこと、職場の看護師や社会福祉士、関係機関のホームヘルパーや介護福祉士、必要書類を提出する窓口の行政職員など、多職種連携の場が多くあります。

マチパー
マチパー
多職種連携は、対人援助職にとって大事な仕事の一つです。
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意見の食い違いや空回り

一人の利用者(患者)について、自分の職種以外の視点や、医療と福祉、地域性の違いなど多職種連携時では意見が衝突することがあり、

人によっては「あの人は分かってくれない」など、ネガティブに考えてしまうこともあります。

また「利用者(患者)のために」と一生懸命になっても、自分が思うような結果にならなかったり、本人や家族などと折り合いが悪かったりすると

「○○さんは分かってくれない」「こんなはずではなかった」

と、自分に自信が持てなくなり「もうやっていけない」と辞めてしまうこともあります。

マチパー
マチパー
若かりし日のマチパーも(経験が乏しかったこともありますが)気持ちばかりが空回りして「どうして私だけが苦しい思いをしないといけないのか」と「どうして私だけが症候群」に罹った時期がありました。

大事なのは「いい、かげん」さ

まーライオン
まーライオン
他の人がしっかりやっているのにさー、どうして私だけが…この仕事に向いていないのではないか…と。考えていたんだよな!?まあ、それが「若さの特権」ともいえるけどな。
マチパー
マチパー
今なら「いい、かげんに~」と笑い飛ばしたり、「まあ、時期がきたら何とかなるでしょ」と開き直ったりしています(転職と職種を変えた後)が、当時は気持ちにゆとりがなかったなぁと、思い返すことがあります。
マチパー
マチパー
年と経験を重ねることで「いい、かげん」さがでてくるものです。でも、若く経験が乏しいと「自信のなさ」から「焦り」となり「背伸びしよう」として「空回り」する。
マチパー
マチパー
その結果、「自分は駄目なんだ」「この仕事に向いてない」と自らを追い込むのだと思います。

ローモデルとなる先輩が「自分も若い時は○○だったよ」と言われても半信半疑でしたが、

今(40代半ば)思うと「そうだったかも…」と思うことが多く、

バリバリ第一線で働いている人たちも「失敗を糧にして」「いい、かげんさ」を獲得したのだろうなあ~と感じます。

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対人援助職を選んだ理由

ライオンちゃん
ライオンちゃん
じゃあ、なぜマチパーさんは「対人援助職」を選んだのですか?
マチパー
マチパー
きっと「人が好きだから」「人の成長を見ることができるから」「元気になる姿が見れるから」だと思います。

人のためになる、人から感謝される、人の成長を実感できる仕事だからこそ「対人援助職」の一番の良い所だと思います。

「どうして私だけが症候群」に罹っている人へ

燃え尽きてしまう前に、身近な人でいいのでSOSを出しましょう。
職場の先輩でも、後輩でも良いです。家族でも友人でも良いです。
自分の身近に、あなたのことを悪く思う人はいないはず。
信頼できる人に、少しでも自分の気持ちを伝えることができれば、
きっと少しは楽になり「もう少しだけ、頑張ろう」という気持ちに
なれるはずですから。byマチパー

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まーライオン
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けっこう良いこというじゃねーか!

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    ABOUT ME
    マチパー
    マチパーです。相談支援専門員(社会福祉士/精神保健福祉士)をしながら、個人事業主で福祉系アドバイザーや後見人活動をしています。30代で公務員(保育士)を辞め、社会人大学、院に進学した変わり者。座右の銘は「いい、かげん」「みんなちがって、みんないい」