まーライオンこと、マチパー(@11kagen_blog)です。
日本では共働き世代が単独世代を上回り、子どもを預けて働く形が一般的になりました。
それに伴い、学童保育の利用者数も年々増えており、学校の空き教室だけでは足りない状況に
なっています。
学童保育の在り方も各市町村で違いはあるものの、「どこもいっぱいになっている」
と聞きます。
そんな学童保育、働く親にとってもはや欠かせないものになりましたが、そこで働く
学童保育指導員の処遇についてはあまり注目されてきませんでした。
この記事では、学童保育指導員の状況がどうなっているのか書かれています。
現実には、学童保育指導員の処遇は良いとは言えず、今のままでは生活が成り立たなく
なるので転職を考えている人が多いのが事実です。
働く親にとってなくてはならない学童保育。この記事を読み終えることで、学童保育を取り巻く
現実に触れ、預ける側にとっても、預かる側にとっても、何が必要でどうすれば安心して子どもを
見ていける環境が作れるのか
働く親の強い味方!学童保育
小学校に入学すると、働く親にとって「小学校の授業が早く終わっても、仕事があるから早く家に帰れない」「家の中に子ども一人でいるのは心配だ」など、何かと心配事が増えますよね。
「小1の壁」という言葉があるように「保育園は延長保育があったけど、小学校はないよね」「長期休み中の子どもの行き先は?」と悩む親も多いでしょう。
そんな悩める親にとって、まさに救世主となるのが「学童保育」です。
学童保育とは
自治体が運営する「学童クラブ」授業の空き教室など利用した
「放課後子ども教室」早朝や夜の延長保育や、夕食、習い事など
多様なサービスを提供している「民間学童保育」があります。
(学童保育なら、学童ナビより)
働く親の救世主である、学童保育が抱える問題
働く親にとって必要な場所である学童保育ですが、一般的に学童保育で過ごせるのは
小1から小3までです。小4になると学童保育を利用できなくなるので、家で過ごしたり、
塾や習い事に行ったりするなど、子どもにとっても親にとっても「放課後の過ごし方」
を考える必要があります。
また、大人数が一つの教室に集まるので「芋洗い状態」になり、小1になりたての
子どもの中には「お兄ちゃんたちがうるさい…」「狭いしぶつかるし、怖い」など
「学童保育に行きたくない…」という声もあります。
さらに、学童保育は「一つの社会」なので、子ども同士、合う、合わないといった
相性があり、「○○ちゃんがいるから学童保育に行きたくない…」「家で一人でいたい」
など、せっかくの学童保育を利用できない子どももいます。
でも学童保育では、異年齢の関わりがあったり、学校の宿題を
指導員が見てくれたり、校庭を思いっきり走り回って遊んだりと、子どもの社会性や
思いやりの心を育てたり、体力をつけたりするなど、魅力も多いのです。
学童保育指導員の現実
「学童保育はやり甲斐があるけれど、この給料では家族を養うことができない」
【特集】44歳で手取り月18万円…学童保育を支える指導員の現実(MBSニュース) https://t.co/X2DRGrpHwQ
— マチパー@いい、かげんブロガー🦁 (@11kagen_blog) July 13, 2018
学童保育の指導員である森岡さんは24年のベテランです。しかし給料は
手取りで月18万円、年収は250万円ほどです。
休みは日曜と祝日だけなので、プライベートで遊びに行くことはほとんど
ないと言います。
「自分は単身やから給料安くてもいいかという感じだけど。将来の不安
とか、すごくある」(森岡恵治さん)と言います。
学童保育指導員の給料が安い理由として「国が設定する運営費の低さ」
があります。例えば19人の子どもを預かる学童保育で、常勤1人
非常勤1人の場合、設定される運営費は約500万円で、これらは補助金と
保護者が支払う保育料で賄います。そのため、学童保育指導員の給料が低く
抑えられてしまう現実があります。(MBSニュース―毎日放送より)
未来を担う子ども達を育てる場所にこそ必要な補助金を 学童保育指導員の処遇改善がカギ
綺麗な建物が必要とはいいません。「箱モノ」よりも「その場所を必要とする人」や、
そこで「働く人」が、これからも安心して過ごせるように、処遇の改善が必要だと思います。
学童保育で育った子ども達が大きくなり、「先生!」と遊びに行けるような環境であって欲しい…と切に願います。
(お問い合わせフォーム)
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