まーライオンこと、マチパー(11kagen_blog)です。
「福祉の世界で働きたい」そう思ったきっかけって、何でしたか?
「おじいちゃん、おばあちゃん子だったから」「子どもが好きだから」
「学校の夏休みを利用した施設体験で、福祉を目指そうと思った」
など、様々な理由があるのではないでしょうか。
この記事では、そんな希望を持って働き始めた人、あるいは施設の管理者に向け
ちょっと福祉の知識に触れながら、若い人が抱える「モヤモヤ感」や
管理者が抱える「閉塞感」にも触れつつ、「施設のありかた」や「原点」
働くきっかけになったことなど、振り返ることで
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福祉業界は3年に1回の「法改正」がある
障害福祉や介護保険分野は、3年に1度、報酬改定など大きな改正があります。
その時代に合わせた障害福祉サービスが何か?
そのありかたについて国が改正する前年の秋から調査を行い、
3年後、「時代に合わせた新たなニーズ」を入れ、改正されます。
例えば、平成18(2006)年の「障害者自立法」においては、
障害者の自立支援を目的に、障害福祉サービスを利用したい人に対し
利用料として「1割負担」を施設に支払うとことになりました。
(これは後に問題となり、年収129万円以下の場合、利用料は免除になっています)
また平成24(2012)年に「障害者総合支援法」が施行された時には、
介護保険と同様に、障害福祉サービスを利用する際には、相談支援専門員が
「サービス等利用計画」を作成し、利用者の同意を得てサービスを受ける
仕組みができました。
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そして平成27(2015)年、平成31 (令和元年2019)年、と
法改正を繰り返してきました。
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法改正の度に「報酬改正」で、施設運営は厳しくなる現実
ただその度に、障害福祉サービス事業所に入る収入はというと…
例えば障害福祉サービスB型であれば、収入の個人額によって報酬単価
(施設に入るお金)が決まる「競争社会」となりました。
しかしそれでは「仕事ができる人」はいいけれど「できない人」はどうするんだろう?
という疑問が。
精神障害者の場合
「施設に行くことができる」けど「作業ができない状態」なのかもしれないし
「居場所を求めている人」や「作業をしたくない人」もいるはずです。
それは精神障害を主たる施設では「よくある」話で
体調により「作業ができる」「できない」なんてことは「当たり前」です。
https://twitter.com/11kagen_blog/status/1117391979690651648
それでも…
国の方針と施設運営の現実
国は「障害のある方も自立を促進する」意味で「もっと働けもっと働け」という形に
変わっているわけです。
教育や学校もそうかもしれませんが
障害福祉サービス(施設)も、昔と比べると年々事務作業が増えてきて
利用者一人ひとりと向き合う時間がなかなか取れなくなっています。
「人と話しがしたいから」「自分らしく過ごしたいから」「ゆっくりしたいから」
と言う理由で施設に来る利用者さんに対し、ゆっくりと話をする時間が十分
確保できない。
利用者の為に「より良い施設」にしていきたいだけなのに
時間追われ「結果的にご利用者様をないがしろにしている」
そんな気がします。
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福祉を担うための人材は欠かせないが
と同時に…
現場で職員も余裕がなく、「人材育成」がままならない現実があります。
これは若い職員さんの1つの意見ですが
「なんだか上司が忙しそうにしていて、私が相談する時間がないんです」
「私が相談をしようと思ったら、その人の仕事の手を止めてしまうことになる」
「それでは申し訳ないから我慢する」
なんて声も聞きました。
福祉人材ー管理者の現実と若者の思い
人の良いところを学び、ポジティブ
でありたい。ネガティブ思考は聞き流すか
反面教師として学びを深めてます😃 https://t.co/TT6j5XveBB— マチパー@いい、かげんブロガー🦁 (@11kagen_blog) October 6, 2019
「管理者が忙しい」のは確かに事実です。
でも「管理者」は、施設の利用者や職員さんを心身ともに管理(ケア)する
ことが一番大事な仕事です。
それなのに
「事務をしていて忙しそう」「外に出ていて忙しそう」
「私の話を聞くと愚痴を言うだけになるのではないか」
「私がしっかりしなければそういうような気持ちでなかなか話ができない」
と言うのは、利用者も職員も同じで、
結局は「人と人との気持ちが離れている」
せっかく「良い施設にしよう」と思っていても
実際には「利用者も職員もついていかない(いけない)」
「気持ちも行動もバラバラになっている」
そんなことでは本末転倒です。
福祉は「利用者」と「働く人材」のバランスがなによりも大事
やっぱりここ(施設)にいて「過ごしやすいなぁ」「きてよかった」
「私ここで働いて良かったな」と自分の気持ちが再認識できるような
施設であり働く環境であること。
これからの時代、ますます難しい問題がたくさん出てくることでしょう。
今まで以上に「時間に追われ」「目の前の事だけに集中しがち」になりそうな
気配もあります。
「目先のこと」よりも「数年先」を見据えて
でも、その日暮らしのように、ただ「時間」に追われ、「人をきちんと育てよう」
という姿勢がなければ、福祉、それも障害福祉を志した若い人に対して
「失望感」や「無力感」を植え付けるだけになり
「福祉を仕事にしたい」と思う人の気持ちが離れていってしまいます。
これからの福祉を担うのは、社会人経験者はもちろんですが、
やはり「若い人材」これに尽きます。
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とあるご利用者さんの所に訪問。
あんなに精神状態がよくなかったのに
見違える程数ヶ月で元気になってた。「孤独な自分に関わって下さった
人達に感謝しかありません。今の
自分があるのはその人達のお陰」ああ、そうか。私はそんな人達から
癒しを頂いていたんだな。— マチパー@いい、かげんブロガー🦁 (@11kagen_blog) September 11, 2019
福祉を担う若い人材を大切に育てたい
そんな若い人材が、希望と目標を持って自分の良さを出しながら生き生きと働く。
「この業界で働き続けたい」「ここの施設で働き続けたい」と思えるような
施設作り、人材育成作りが「今の福祉の中心を担う」我々現場職員の使命
なのです。
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