まーライオンこと、マチパー(11kagen_blog)です。
障害福祉分野において、今年から新たに新設された「ピアサポート加算」。
ピアサポートって何のこと?と周りの事業所から問い合わせをよく受けることが
ありますし、医療機関やクリニックからも「ピアサポーターについて教えて!」
という声を頂く機会が増えてきました。
ピアサポーターのチカラはホント
大きいですからね〜 https://t.co/ZmkfEEoywH— マチパー (@11kagen_blog) November 29, 2020
この記事を読み終える事で、当事者同士の「ピアのチカラ」に注目して、
当事者にとっては「自身の持っている力」の再認識と活躍の可能性について
支援者や家族にとっては、ピアサポーター活動への理解に深まればうれしく思います。
ピアサポーターって何?
私は精神保健福祉士という仕事柄、ピアサポーターの方と関わる機会があり、
コーディネーターとしての役割も担ってきたので、地道に役割を担ってきた
ピアサポーターの方々の功績が
ピアサポーターとは、
ピア=「対等な」「仲間同士の」ことを言います。
つまり
同じ悩みや病気を抱えた、同じ体験を持った人同士の
対等な支援をする人のことを言います。
ピアサポート加算について
ピアサポートの活動が、障害福祉サービスの加算に繋がるという話に
ついては
ピアサポート体制加算とは、一部の障害福祉サービス事業所等で
働くピアサポーター(ピアスタッフともいう)が、所定の条件を
満たす場合、事業所に対し加算が認められることを言います。
ピアサポート加算を巡る問題点
ピアスタッフの雇用が進む期待もある反面、暗に「ただ雇えばいい」という
安易な雇用につながり、結果本来のピアサポーターとしての役割や活動の場が
失われてしまうのではないか…という声もあります。
また、加算目的での採用にこだわってしまい、ピアスタッフの働く環境まで
配慮がされす、体調不良に繋がることなども懸念されています。
ピアサポートの役割と活動について
1 仲間活動
コミュニケーションを大切にした日常的なサポートや当事者同士の交流
2 社会活動
自らの体験を生かした社会活動(啓発、教育、体験の発表など)
3 役割活動
経験を生かしてピアスタッフとして働いたり、支援者として役割を持った支援をすること
ピアスタッフ自身の喜びと苦悩
ピアサポーター活動をすることにより、本人が自身のヒストリーを振り返る
機会にも繋がります。
時には自身の「思い出したくない」過去にまでさかのぼることになり
「耐えられない」と体調不良になる人もいます。
うまく行く時はうまく行く
そうでない時はそうでない。当たり前のことだけど、悪い
ことが重なったら、それが永遠
に続くのかも…と錯覚してしまう。大丈夫、明けない夜はないはず!
…しかし、今日もあっついなぁ〜🌞— マチパー (@11kagen_blog) September 5, 2020
また、ピアサポーターの方々の苦悩も多く聞いており、例えば
「自分は支援者なのか当事者なのか」「何をやっても中途半端に思えてしまう」
「スタッフからは距離を置かれている感じがする」「患者さん達から、お前はエリート
だよなと言われてつらい」など、病気や障害を抱えて仕事、特に同じ立場の方に接する
のですから、その重責たるや、同じ立場に立たないと実際は理解できないと思っています。
今日は色々なロスが押し寄せて
きそう…🥺最後は正義が勝つし、訴える力が
人に響く。生きていれば辛いことも多いけど
人生経験を積み重ねる事で、良い
日もくると信じたい😉#竹内結子さん#半沢直樹— マチパー (@11kagen_blog) September 27, 2020
でも、私が知っているピアの方々は皆さんとても頑張っていると思います。
もっとピアの力を活用した支援が広がれば良いと思う反面
単純に加算が目的で研修に出る、やると手を挙げる事業所も
たくさん出てくるのではないかと危惧する所です。
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